読者の声 請戸小学校物語を読んでの感想

このページでは、皆さまからお寄せ頂いた感想をご紹介しております。

 

読者の声 ~絵本『請戸小学校物語を読んで』~

下記に絵本『請戸小学校物語』の読者の方から頂いた感想を許可を得て匿名で掲載しております。

 

請戸から避難した方々からの状況を聞いたりしましたが、本当に大変な避難だったことをこの本から痛感しました。まだまだ進まない復興ですが、この経験を活かしていきたいと思います。この度は、ありがとうございました。

(福島県 40代 女性)

 

私の手元には一冊も残っていないので、友人達に訊きました。図書館と小学校の教師と市民活動センターと堺市のお話活動をしている人たちに差し上げていました。 ある人は、漢字表記がきになった。教科書ではないのだから ひらがなの方が良い、とのことです。絵は良かった、 とも。私の周りの人たちは、絵本の読み聞かせをしている人たちが多いので、対象年齢や、どういう場所で使うかを 常に考えています。この本は、災害の学習の副読本と意図して作られていて、高学年対象のような気がしました。 もし、絵本として作られるなら、子ども自身が物語として読める工夫が必要かと思います。 勝手なことを書いてしまいました。皆さまの活動に刺激されています。ありがとうございました。

(大阪府 60代 女性)

 

貴重な絵本をありがとうございました。いただいた本は、劇団の俳優達、研究生、保育所、小学校で読み聞かせを行っている元劇団員に届けました。昨年10月に請戸の田植え踊りの方々がわらび劇場で披露してくださいましたが、その中には絵本に描かれている小学生もいたのだろうなと思いながら読みました。今年も7月26日に「青少年東北民俗芸能の祭典」を行い、福島県からはいわき海星高校の生徒さん達が 「じゃんがら」を踊ってくださいました。津波で生徒さんの1人が犠牲となり、その友人のために踊りたいと震災のあった2011年の8月に再結成されたそうです。小学校での読み聞かせは2学期からスタートということで、今準備中。3.11をどのように小学生に伝えるか考えていたところに、この絵本が届き大変ありがたかった、くれぐれもよろしく伝えて下さいと御礼を言われました。私たち劇団でも震災を乗り越えて生きようとされている人々に寄り添った活動をと様々な取り組みを行っていますが、これからも若い人たちと共に、考え合っていこうと思います。 本当にありがとうございました。

(K.S 様)

 

その説はたくさん絵本をお送りいただきありがとうございました。 子どもの本を読み合う読書会のメンバー、絵本研究会のメンバー、 小学校の読み聞かせボランティアグループへ寄付させていただきました。 大人たちからは、

・迅速な対応、地域をよく知っていること、適切な判断、励まし合い助けあいがあったことなど さまざまな要因があって、全員が無事避難できたことが、よく理解できた。
・甚大な被害があったにもかかわらず、人と人のつながりあいで救われたことが心に残る。
・絵本という形で誰にもわかるように伝えてくれたことに感謝したい。
・・・などの声が寄せられました。

子どもたちには、 「なぜ、請戸小のみなさんが助かることができたのか」を考え、 自分たちの生活を見直してほしいと思い、読み聞かせをしたいと思っています。 東京では、毎年9月1日の関東大震災を教訓にし、 どこの学校でも避難訓練が大々的に行われています。 そのあたりの日にちを考えていますので、 実践後、遅くなりますが、 子どもたちの感想をお届けしたいとおもっています。 朝の15分間の読み聞かせですので、 十分なことはできないと思いますが。 東日本大震災から4年が過ぎても、皆様方の多くの困難の前に無力でいることが恥ずかしいです。 何かお役に立てることがありましたら、うれしいです。

(東京都 60代 女性)

 

先般は、大量に貴紙を頂戴いたし、有り難うございました 絵本は北海道から九州までの知人にお渡しをさせて頂きました。 特に、今後予想される東南海地震に関連し、愛知県の 小学校教師にお渡しを致しました。 教師には、絵本にして頂いた請戸小学校及び津波被災地を 実際にご覧頂き、防災の日に絵本の読み聞かせとあわせ 被災状況を紹介するとの事でした。 後日感想をお聞きし、ご報告を致したいと思っています。 私の周りには、絵本が手に入らなく残念でしたとの 声が多くあり、反響の大きさを感じています。 特に請戸出身の方におおくあるようです。 私自身と致しましては、請戸出身であること 3.11当時請戸小学校に在籍していた子供達と 地元の伝統芸能を継承し続けていること等で
避難の状況は聞いていた物の、絵本でリアルに 見聞出来たことは大変嬉しく思います。

(S.W 様)

 

ソウルに住んでいます。 こちらで日本語を教えている先生たちにお配りしようかと思います。 とても胸がつまる思いで読みました。大阪の震災体験者ですが津波の体験はないためとても衝撃的でした。。
活動がんばってください。

(ソウル市 30代 女性)

 

先日は貴重な絵本「請戸小学校物語」をお送りくださりありがとうございました。 この絵本は100%お客様の目にとまり、必ず手にして読んで行かれます。 何度読んでも、3.11当時にタイムスリップし自分たちも絵本の中に入ってそこに身を置きます。 そして、この絵本の最後にある挿絵の、二人の女の子の足元を心に刻むのです。 防災に対しての大人としての責任、人間としてのあるべき本当の姿・・・。 まだ、最後のページまで読むことができない子もいます。 手元には三冊しか残っておりませんが、大切に末代引き継ぎます。 ありがとうございました。

(Y.K 様)

 

絵本ですが,学科専門科目「地震と災害」の中で私が朗読しました. 地震と津波についての防災教育の方法,特に児童向けの方法の一つということで紹介しました. そのほかには紙芝居,人形劇,ゲームなどです. 学生には特に感想を求めなかったのですが, 3.11の時に千葉県銚子地域も被災したこともあり, 大変真剣に聞いておりました. 来年度また同じように行うことを予定していましたので,
そのときには学生に感想などを書いてもらおうと思います. また絵本を使ったときに,反応を記録したいと思います.

(T.U 様)

 

先だっては『請戸小学校物語』をご送付賜り、誠にありがとうございました。送付いただいてから、当館の一角に配布用として置かせていただきましたところ、あっという間に無くなりました。請戸小学校のことについては、あれだけ凄まじいダメージを受けた学校でありながら、誰一人として犠牲者がいないということもあってか、当地方でも身近であり関心が高い事項の一つでありました。冊子があっという間に無くなったということからも、まさにその関心の高さを証明していると思いました。お持ちいただいた方は、大人の方が大多数だったように思います。この本の存在を知っていた方もいて「前から読んでみたいと思っていた」とおっしゃる方もいましたし、無償配布に驚いていた方もいらっしゃいました。「これなら増刷・販売してもいいくらいです」という感じで。あの震災の時、どのような動きがあって、子供たちが無事でいられたのか、それを絵本として残していただいたことは、博物館という“モノで歴史、ひいては教訓を後世に伝える”という機能を持った施設、ましてや被災地にある当館として、震災を伝えるための貴重な資料となるものです。個人的にも次世代に震災を伝えるために活用さ
せていただきたいと思います。このたびは誠にありがとうございました。

(福島県 50代 女性)

 

5000冊配布とのこと、皆さんの関心が高い証拠ですね。 津波の恐ろしさ、原発の怖さ、これからに活かせる教訓を学べる良い教材だと思います。読者の手元に来るまでのご苦労に敬意を表します。

(R.K 様)

 

貴重な絵本をありがとうございました。いただいた本は、劇団の俳優達、研究生、保育所、小学校で読み聞かせを行っている元劇団員に届けました。昨年10月に請戸の田植え踊りの方々が劇場で披露してくださいましたが、その中には絵本に描かれている小学生もいたのだろうなと思いながら読みました。今年も7月26日に「青少年東北民俗芸能の祭典」を行い、福島県からはいわき海星高校の生徒さん達が 「じゃんがら」を踊ってくださいました。津波で生徒さんの1人が犠牲となり、その友人のために踊りたいと震災のあった2011年の8月に再結成されたそうです。小学校での読み聞かせは2学期からスタートということで、今準備中。3.11をどのように小学生に伝えるか考えていたところに、この絵本が届き大変ありがたかった、くれぐれもよろしく伝えて下さいと御礼を言われました。私たち劇団でも震災を乗り越えて生きようとされている人々に寄り添った活動をと様々な取り組みを行っていますが、これからも若い人たちと共に、考え合っていこうと思います。本当にありがとうございました。

(K.S 様)

 

以前には、貴重な冊子を分けていただきありがとうございました。 本は同じく、請戸や東北の事を応援している友人に譲ったり、 子どもに読み聞かせたりしました。

個人的な感想として。 防災や震災の資料、本では、どうしても被災し、悲しい結果になったもののお話が 教訓的に多かったりしますが、 「請戸小物語」のように津波から助かった見方からの資料も
今後の災害に対応する防災の面からもとても大事に思いました。 当時、請戸小学校の生徒さんだった方たちは まだ制限があるため、校舎に立ち入ることが限られているかと思います。
昨今、黒板の落書きの話題も残念な限りです。 思い出の詰まった校舎に、子どもたちがまた集える日を 地域がにぎやかさを戻す日を四国より、これからも応援しています。 貴団体様の活動が今後も多くの方に 考えるきっかけになりますように。

(I 様)

 

人々と自然に多くの犠牲を出した東日本大震災。そんな中、全員無事に避難できた請戸小学校の行動に大切なことを教えられました。 それは、その地に生活する人々の日頃の結びつき、信頼が命にかかわる緊急時に大きな力になったということです。 校長と先生方、子どもたち、そして保護者と住人たちの人間関係が皆の命を救ったものと思われました。改めて私の周りの人とのつながりを大切にしていきたいと思いました。
 また、子どもを迎えに来た保護者に安全な場所に避難させるまでは引き渡さなかった判断力。 想定外にどう向き合うか難しさを感じました。 今、統廃合が進められていますが心が通い合う、一人ひとりが見える、解る請戸小の小規模のよさも防災には有効だと思いました。 学校の数だけそれぞれの長い長い一日の物語があったことと思います。報道された中には、大人の判断により多くの尊い命を失った悲しい学校がありました。請戸小学校は全員無事で本当によかったですね。 その貴重な事実を時間を追って丁寧に掘り起こしまとめられた皆さんに敬意を表します。特に巻末の「地震後の動き」は貴重な資料です。時間の経過と共に避難の様子が記録されその時を想像しながらハラハラドキドキ読みました。
地震、津波そして原発による放射能汚染で住む地を追われた方々の辛さを忘れず、復興を願いつつ自分のできることをしていきたいと思います。ありがとうございました。

(埼玉県 60代 女性)

 

絵本「請戸小学校物語」、感動いたしました。
5月20日から21日の福島の旅で、ガイドさんといっしょに現地に伺いました。 実際の目で確かめた津波後4年後の請戸小学校、この絵本の通りでした。ただ一つ、何もない所にポツンと残っている学校以外は・・・。そして時計は3:38分で止まっていました。絵本の参考資料で見て、8分後に避難開始されたことが判りましたが、この10分足らずの間に避難判断ができたということで生死が分かれたことを実感いたしました。
請戸小学校については余り報道されなかったように思いますが、この本は大切な津波の教訓になると思います。絵本作りという良いお仕事をされた方々に感謝しています。私は東京に住んでいますが、その時に(孫が小さいので)原発が怖くて沖縄に一時避難しました。請戸小の方々は津波から逃げられて無事であっても、その後の原発放射能汚染からの避難生活という苦を背負わされていることを想うと、この絵本の続きが是非とも読みたいと思います。とても苦しいことだと想像することしか出来ませんが、助かった皆さんが是非とも明るく健康であって欲しいと陰ながら祈っています。

(東京都 60代 女性)

 

請戸小学校物語をありがとうございました。
読んで多くのことがわかりました。
・学校のさらに海側にも住宅があったこと。
・展望台はどうやら登ってはいけなかったらしいこと。

・でも、登ると、素晴らしい景色だったろうこと。(行ったとき、素敵な施設だと思いました)
・100人の子どもたちが元気に学校生活を送っていたこと。

行ったときに想像したままの、子どもたちのいる学校が絵本の中に広がっていました。未曽有の災害の中、子どもたちも、父母も、学校を先生を信頼して逃げたんですね。そして学校は、(校長先生や教頭先生の動きも参考の表で良く分かりました。)その信頼に応えて、すべての子どもを無事に父母に渡すことができたのですね。 私が現役だったら、どうしただろう?とよく考えています。請戸小学校の記録はそんな私を励ましてくれるものでした。

ほんとうにありがとうございました。そして、これだけの本を作り上げた「団塊のノーブレス・オブリージュ」の皆さんを称えたいです。

(東京都 60代 女性)

 

本日「請戸小学校物語」を頂きありがとうございました。
福島の旅で、請戸小を訪問し、地震、津波、放射能の被害の爪痕の大きさに息をのみました。
それでも、子どもたちが全員無事に避難できたことを知り、「奇跡」だと思いました。
絵本には、大平山めざして避難する子供たちと先生方の姿が細やかに描かれていますね。
大災害に直面した時、私たちはどう行動すればいいのか。大人も子供もたくさんのことが学べる本です。震災から4年3ヶ月が過ぎ、請戸小の子どもたちは各地に散って、さまざまな困難の中で頑張っていることでしょう。 被災地の子供たちが、力強く人生を歩めるよう、息の長い支援が必要ですね。

いただいた絵本を機会あるごとに紹介して、広めていきたいと思います。

(東京都 60代 女性)

 

5月20から21日、ふれあい行事“福島応援の旅”に参加しました。
2日目に立ち寄ったのは、浪江町の請戸小学校です。海から500メートルに位置する学校は、2階の教室の黒板の下まで津波が押し寄せてきたそうです。
倒れた門柱が草むらに転がり、大きくえぐられた体育館の床、散乱した図書やパパソコン、各教室の無残な状態を見て、その惨めさに息をのみ言葉を失いました。
後日、私の福島の旅を知らない友人が一冊の本を持ってきてくれました。それは、NPO法人「団塊のノーブレス・オブリージュ」が作った「請戸小学校物語―大平山をこえて」という絵本でした。そしてこの友人のご主人が編集に携わっていると知りとても驚きました。
本には、震災前の学校での元気な子どもたちの様子と地震発生後の素早い避難の様子が描かれていました。
「2011年3月11日、すでに下校していた1年生をのぞく約100人が学校に残っていた。大津波警報が鳴るとすぐに1.5キロメートル離れた大平山へ避難。途中、山への裏道を子どもたちから情報を得たり、通りかかったトラックに助けられたりしてひとりも欠けることなく町役場の避難所に着くことができた。」 ―避難の様子抜粋―
荒れ果てた学校を実際に見てきた私には、絵本の中から子どもたちの元気な声や息づかいが感じられ胸が熱くなりました。
出版のねらいは、請戸小学校の児童が、地域の人々や教師、保護者や子どもたちとの信頼関係のもとに無事、避難できた事実を広く伝えることだそうです。福島第一原子力発電所の事故の影響で今も近づけない請戸小学校を通して、友人とのつながりが深まり、福島への想いもさらに強くなりました。

(埼玉県 60代 女性)

 

先日は、絵本「請戸小学校物語」をお送りくださいましてありがとうございました。厚く御礼申し上げます。福島出身の私にとり、福島原発は身近に関わる問題ですので旅行に参加した次第です。読み聞かせの活動をしておりますので、子どもたちにぜひ、読んで聞かせてあげたいと思っております。ほんとうにありがとうございました。

(東京都 60代 女性)

 

牧之原市制施行10週年事業紙芝居上演『請戸小物語』アンケート結果と感想

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請戸小学校物語感想

 

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